諦め癖
長い期間十年二十年、髪を抜いてはハゲて生えては抜いてを繰り返していると、だんだんと自分は意思が弱いんだとか、もう治すことなんて出来ないんだと考えるようになる場合があると思います。
私自身、何事もやり遂げることが苦手で怠け者で本当にダメなやつだと思ってきました。 抜毛症だけが原因ではないですが、確実に自己肯定感は失いますね。 そうなった時に怖いのは、治そうと考えることや自分と向き合うことをやめてしまうことです。 私は数年間完全に諦めて生きていました。 一生ハゲたママなのだと。ダメだと分かりつつ、だって仕方ないじゃんくらいに開き直って抜いていました。 どこにも治す方法は書いていないし、ぴったり当てはまる内容はない、世界で自分1人が変なんだと心底思ってました。
出会った一冊の本 「強迫性障害からの脱出」
アマゾンレビューにこの本を読んで抜毛症が治ったという書き込みがあり、人生でカミナリに打たれたような衝撃を受けたのを覚えています。
治す努力をすれば治ることが事実あるのだと。 内容は、ほとんどが手洗いや鍵閉め確認がやめられない症例についての対処法やアプローチが書いてあり、かなりガックリしそうになった後半の部分で、抜毛症の症例に対する行動療法が載っていました。 これは後に私に大きな影響を与えてくれました。 ●どういう状況でついつい抜いてしまうか分析する ●その状況になって手が頭にいったら手をグーにして降ろす、そのまま2分待つ ●腹式呼吸で深呼吸する 分析と代替行為の重要性について書いてあり、 私は何も自分を見ていなかったんだと目からウロコだったのを覚えています。 結果、私はグーパーは続きせんでしたが笑 そこから、「なぜ」抜きたくなるのか自分なりに考えて続けました。 私の場合は簡単にいうと焦燥感が原因でした。 焦燥感のさらに原因はまた別の記事で書きます。
タローの考える治るまでの3段階
①抜毛症長期化(当たり前ですが初期に気付いてやめるのが1番です)
②駄目だと思いつつやめられない→分析期へ ③抜きたくなる期間を少しでも延ばせるよう原因と対策を繰り返す→髪が生えるサイクルよりも抜かない努力(大目標はあった方がいいです、私の場合は必ず克服して本なり何かしらの形にまとめたいと思っています)をすることで少しずつ密度とモチベーションが上がる
上記のやり方で頭頂部に関しては完全に克服しました。近々、美容室へ行きベリーショートにして、脱ウィッグの儀式を写真に撮るつもりです。左右のハゲはミリオンヘアでなんとか隠せるレベルと判断しました。
必ず左右もよくなると信じています。 美容室での様子や、最終的にウィッグは無事取れたのか、またご報告します。
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